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雑誌山【高知県仁淀川町】へ。落葉したブナ林と初冬の澄んだ空気を求めて

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こんにちは。高知県在住アウトドアライターaimi(@aiaiminini)です。

12月に入り、四国のあちこちの山で霧氷の便りが届くようになってきました。

今回はそんな季節を前に、霧氷の美しい「雑誌山(ぞうしやま)」に下見に行ってきました。

実をいうと、今回の山行の1週間前、雑誌山ではすばらしい霧氷のレポートが上がっていたんですね。ですのでちょっぴりあわよくば見られたらな~、という気持ちもありました。

しかし今回はあくまで「無雪期」の下見ということで行ってまいりましたよ(‘ω’)ノ

【雑誌山】初冬のブナ林ハイキングの内容

今回のコース

水の峠登山口→雑誌山→西雑誌山→雑誌山→水の峠登山口

(標高差250m/距離6.6km/歩行時間4時間・休憩30分込み)

今回の記録はこちらから。

歩き始めの標高は1,100mを超えているため、さほどのきつさはないのですが、とっても心の折れるアップダウンがあります。

というのも、

  • 「登っているはずなのに下っている」
  • 「下っているはずなのに登っている」

 

というメンタルのやられる場面が多々あり、楽に標高を稼いだというよりも「平行移動をひたすらしている」という感覚でしょうか。

aimi
あまり感じたことのない感覚ですw

四国の山の初冬の装備

無雪期シーズン(春~秋)の装備にプラスするのは、

  • 軽アイゼン(チェーンアイゼン)…凍結時のお守り
  • ストック…雪があるとバランスがとりにくくなるため
  • バラクラバ(目出し帽)…稜線の風対策

 

の3点です。

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水の峠(みずのとう)登山口へのアクセス

水の峠の情報があまりなく、仁淀川町さんの作成されている地図を参考にさせていただきました。

実は昨年もこちらに来ようとして、わからなくて断念して帰ってしまったことがあったので( ゚Д゚)

そのときはもったいなかったけれど、遭難情報もネットに上がっていたのでそこは慎重に考えました。

仁淀ブルー観光協議会のサイト

http://niyodo-blue.com/entries/item/000293/#page-top

峠データベース

http://pdb.the-orj.org/view.php?no=3159

途中、「大規模林道」という未完成の立派な道を通りつつ、水の峠へ。

莫大な税金が投入されたという大規模林道は今、林業関係者や地元の方くらいしか使われていません

水の峠は、いくつもの歴史を乗り越えてきた場所。

  • 参勤交代で使われた道
  • 雑誌越え予土街道の峠(松山に抜ける最短の峠)

 

天明七年(1787)二月、藩の製紙業独占に憤った農民たちによる「池川一揆」の群衆も越えた。峠には太子堂があり、泉があって、これが名前の由来のよう。元治元年(1864)十一月、勤王の志に燃えて脱藩を企てた中島信行ら三人がこの峠を越えた。うち中島与市郎は足の腫れもののためにこの峠に残り、太子堂に籠って自害。その出来事を後世に残す碑もある。

脱藩につかったお三方もいたのですね。

四国の中央部の山脈は山深いので、どこを通ろうにも難所だったのです。

登山口には祠らしきものもありました。

びっしりと霜がはえていますが、車道の凍結はありませんでした。しかし12月ともなればいつ凍ってもおかしくはありません

茶色い建物の向こうに祠あり

とっても見晴らしがいい場所です。駐車できるのは10台くらいでしょうか

水の峠登山口→雑誌山

水の峠を後にすると平和なブナのハイキング道が現れます。

ブナは四国地方だと標高1,100m〜生えるので、駐車場の標高でもう見れてしまうというわけ。

しかしこのエリアでは稜線沿いにある木なので、駐車場にはないのですが…

登山道はやや不明瞭なので、必ずGPSを持っていきましょうね。

高知県でほかに身近に見れるのは瓶ヶ森林道(UFOライン)沿い。クルマから見ることができます。

笹が深い場所もありますが、登山道付近は大丈夫です。夏は元気なので邪魔になるかもしれません

祠を通過

風雪に耐えた力強いブナが増えてきました

 

1km超えたあたりでジェットコースターのような急登、激下りの繰り返し×2があらわれます。

これがなかなかきつい…(*_*;

どうりでまったく標高が変わらないわけです。

標高差の割に疲れたのはこのせい。

約1時間半くらい歩いた後、雑誌山(ぞうしやま)へ到着!

全ての木が落葉している中、種をつけている木も

自然の石の形を生かした目印です

真新しい看板、なんとふるさと納税のお金で整備しているそうです!(仁淀川町HPより)

自然の造形美、シモバシラの花です。少しまだ小さいかな。

 

雑誌山に到着!眺望なし!霧氷なし!(泣)

後半は特に急登もなかったものですから、

aimi
もう着いたの?

と思ってしまいました。あっけないものですww

あまりにあっさりしていたので西雑誌山にてランチにしたいと思います。

地味な山頂です

うっすら雪が。粉砂糖のよう

 

雑誌山西雑誌山

雑誌山〜西雑誌山間の距離は0.6kmしか離れていないので、ぜひ寄ってみてください、西雑誌山。

きも~ち西雑誌山のほうが景色はいいかな?という感じです。

中津明神山方面が見えるだけマシかな?雑誌山は本当に何にもひらけていなかったので(汗)

日当たりがよすぎてほんの少しの霧氷がぽたぽた落ちてきて寒いです

粉砂糖のよう霧氷が見えます。ほんの少しですねw

冬の日帰りハイクはカップラーメン一択ですね。

真っ白な中津明神山が見えます。あちらには霧氷が出ている模様

西雑誌山→雑誌山→水の峠登山口

来た道を戻ります。

下りなのに登りもあるのもわかっていたので、余力を残しておいてよかったです(‘ω’)ノ

不明瞭な場所もあるので、道迷いなんてしたら致命的ですからね。

行きには気づかなかった、津野町の風車群を右手に見ながら下山です。

ほんとうにこの日は天気がよくて気持ちがよかったですね~

霜柱をサクサク。今年の冬は降るのでしょうか?楽しみですね。

粉砂糖のような雪が

凍ってはいないのでアイゼンは必要ありませんでした。

 

まとめ:落葉した後のブナ林ハイクも素敵ですが、霧氷を求めリベンジ決定!

終わってみてからの感想は「ああ、ちょっと地味だな」。

心の目で「霧氷がついている状態」を想像はしてみましたが、それはそれはキレイでしょう!!

なんせ雑誌山への登山道の8割はブナ林です。

四国の山の中でもここまでブナを堪能できる場所はあまり知りません(*‘∀‘)

ブナ×霧氷の美しさと言ったら、一度見たら忘れられないものになりますからね。

ということでやはり霧氷の付いている日にもう一度来ることを再確認いたしましたw

今回はあくまで「下見」でしたしね♬

以上、『雑誌山【高知県仁淀川町】へ。落葉したブナ林と初冬の澄んだ空気を求めて』の記事をお送りしました。

帰路、真っ白になった手箱山・筒上山を望む

四国の霧氷に関する、ほかの記事

せっかくなら12月〜3月は霧氷のできる日を狙って山に行こう!という記事です。

おすすめの山も記載。

https://www.aimisuna.com/2018/11/30/muhyo-tozan/

霧氷が堪能できた山のレポートです。よかったら読んでみてくださいね♪

https://www.aimisuna.com/2017/11/16/post-6311/

https://www.aimisuna.com/2018/11/29/sekisetsuki-ishizushi/

霧氷はなかったけど「シモバシラの花」(氷華ともいう)がいい状態で見れた記事もあります。

https://www.aimisuna.com/2017/12/20/post-7221/

また、「仁淀川町」は登山道の整備費にふるさと納税を使用しています。

ぜひお力添えいただければ、と思います。

ネットにもありましたが遭難情報も多い山域ですので、整備はとってもありがたいことですよね!

▼高知県のふるさと納税の記事はこちらから▼

https://www.aimisuna.com/2018/10/26/kochi-furusato-nouzei/

1日当たり10円の会員制捜索ヘリサービス「ココヘリ」の記事はこちらから▼

https://www.aimisuna.com/2018/11/26/sangakuhoken-cocooheri/

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