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新緑の西熊渓谷とコメツツジの花!三嶺を満喫【高知県香美市/徳島県東祖谷村】

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こんにちは!aimiです。

先日、高知県と徳島県の境にある三嶺に登ってきました。

今回訪れたのは初夏・6月でしたが、こちらのエリアは「霧氷」も非常に見ごたえがあり、オススメなんです。

https://www.aimisuna.com/2017/11/16/post-6311/

「三嶺」とは

高知県側では「さんれい」と呼び、徳島県側からは「みうね」と呼ばれるこちらの山。

四国で一番美しい山ともいわれています。

剣山国定公園の連峰の中で四国一の展望を誇り、頂上からは石鎚山や剣山など四国山地の主峰を見渡せ、天候が良ければ太平洋、瀬戸内海までも眺望できます。

頂上から西熊山を経て天狗塚までの尾根一帯は、国の天然記念物のミヤマクマザサとコメツツジの群落に覆われ、その中に点在する岩石との調和は実に見事です。「日本200名山」のひとつで、昭和51年、林野庁から自然休養林に指定されています。

~高知県香美市ホームページより引用

そうです、今回は初夏に咲くお花「コメツツジ」の開花と西熊渓谷の新緑を見に行きます!

ちょうど2週間まえに田中陽希さんも三嶺を訪れ、楽しみにしていた「コメツツジ」の開花。見れなかったと嘆かれていたようですが、今回見てきます!

https://www.aimisuna.com/2017/12/27/post-7449/

今回の登山計画

1日目

光石(高知県香美市)→西熊渓谷→八丁ヒュッテ→渡渉点(としょうてん)→お亀岩避難小屋泊 休憩1時間込・4時間

2日目

おかめ岩避難小屋→西熊山→三嶺→西熊山→三嶺→おかめ岩避難小屋→渡渉点→八丁ヒュッテ→光石 休憩2時間込・8時間

※避難小屋に泊まるため、シュラフ・食料・水分を十分に持参する

徳島県側のどの登山口から登るよりも難易度が高いということで、雨のあと(梅雨)には絶対行きたくなかったこのルート。

理由としては、「渡渉」(沢を渡ること)を何度も繰り返し、大きなザック装備では難航すると感じていたからです。

実際、光石からさおりヶ原(おかめ岩に直登ではなく東側)のルートは何度も崩落を繰り返していて相当道が悪いと聞いていました。

そのため、大多数の人が登るルートを無難に歩くことに決定。

さんれいのぺーじHPより引用

登山口・光石(高知県香美市)までの道のり

高知県香美市、大栃(おおどち)という場所から北に入っていきます。

徳島に抜ける国道195号の大栃分岐からは約1時間。

けっこうな道の狭さ&落石に驚かされつつ、パンクしないように減速してどんどん進んでいきます。工事個所もありました。

ひさしぶりに変な汗をかきましたw

※印象としてはUFOライン(石鎚山へ向かう道・瓶ヶ森林道)より相当悪いです

高知県内からでもこんなに時間がかかるので、日帰りの方は車中泊を視野に入れたほうがよさそうです。夜通るのも危なそうです。

 

光石→西熊渓谷

光石にはお手洗いがあります。

途中、八丁ヒュッテにもありますが、1時間かかりますのでここで済ませてから出発しましょう。

この日の気温は27度と言っていたけれど、標高900mともなると涼しいです。いい時期にやってきました!

山アジサイの花があちらこちらに咲いてます。

屋根付きの建物がトイレです。この日は紙がありました

崩落個所は石垣で補強されています

 

西熊渓谷の清流レベルがスゴすぎる件

仁淀川の源流、面河(おもご)渓谷や四万十川源流にも負けません。

この自然はたいせつにしなければなりません。切実に感じました。

加工なしでこのレベル!

剣山系にはクマが生息しています

釣りのオンちゃんが一人います。2日目にもすれ違いました

 

西熊渓谷→八丁ヒュッテ→渡渉点(としょうてん)

さらに西熊渓谷の上流を歩きます。

八丁ヒュッテ。登山口から約1時間。お手洗いあり

この分岐をまっすぐ進むとフスベヨリ谷ルート。こちらもよくはないようです。

チョットわからない花。〇〇トラノオに似ているけど…大群生してました

 

いよいよ渡渉です。いきなりハシゴがずるっとすべりびっくりしました。

大荷物で転ぶと大けがします。

コケですべりやすいので、いきなり体重をかけるのではなく少しずつかけていきましょう。

 

滑ったハシゴ。固定されていないのですよ…浮いてましたw

 

鹿よけのネット。ボランティアで「三嶺を守る会」の皆さんと高知県民が上がってきて設置しています

アオテンナンショウ

高知県側の山腹には、豊かな原生林と希少な草花の自生地が残されていたが、ニホンジカによる食害により希少植物が消滅し、標高の高い尾根筋では針葉樹の多くが被害を受けている。

~wikipediaより引用

昨年三嶺よりも東に位置する「石立山」に登った際も、シカの害がすごかったです。

はげ山になってしまい、昔とは一変してしまったそうで驚きました。

増えすぎるのも問題ですね。

https://www.aimisuna.com/2017/11/14/post-6088/

渡渉点(としょうてん)→お亀岩避難小屋泊

渡渉点を無事通過したものの。ザレ、ガレのオンパレード。

しかも急登ときました!落ち着いて進みます。

 

日帰りの登山者が下山していきます。こちらはザレていていやらしい。こう見えて急なんです

ふと上を見上げると稜線が近づいているのに気づく

着くなりお待ちかねのビールです!

柴犬君もご一緒にご休憩

水場にたたずむキンコウカ

ザレ場はロープが渡してありますが足の置き場に困る場所も。焦らずに進む

 

お亀岩避難小屋でのくつろぎの時間

14時を回ってしまっていたので、ここで本日の行程は終了。

この日の宿泊は8人、大盛況です!

小屋から歩いて5分で稜線に出れます。夕日を拝みました

 

ちょうどこの日は小屋の管理人さんも上がってこられていて、ストーブをたいてくれました。

14時から20時前までのなが~い宴会に!

管理人さんが結構な量のお酒を上げてこられて、いい気分になっていた様子w

私も持ってきたおつまみを、皆さんとシェアしてすべて食べ&飲み切りしてしまいました。

驚きですw

「ジムビーム」(ブランデーウイスキー)はコンビニモデルのペットボトルのものが便利ですが、毎回買っているとあれなので、スキットルで持参してもいいですね~

今回はお湯割りでいただきます

薪の補充もしてくれて、暑いほど。熱気むんむん!

飛行機が横切ります

 

山の話は尽きません

お亀岩避難小屋→西熊山→三嶺

翌朝は早朝出発される方がいるようでその音で起床。

目覚ましは特にかけていなかったんですが、せっかくなのでご来光を見るため、三嶺に出発することに。

出発して気づいたんですが、お亀岩からすぐ上の稜線からはご来光が見えない(悲)

西熊山につく前に日が上がってしまいました。でもきれいなので良しとしましょう!

そして、朝露でひざから下がびしょびしょ(泣)

スパッツがあったら防げたでしょうに…大失敗しましたw

おかめ岩、天狗峠方面との分岐

前にどっしりとたたずむのか三嶺

白骨樹が雰囲気でている

西熊山のピークに到着。誰にも会わず。

 

早朝は鹿の群れを結構見ました。こちらは比較的近かったです

ツマトリソウ

終わりかけのミツバツツジ

ミツバツツジの斜面

テキサスゲート

四国一美しい山と言われる三嶺。池がいいですよね。ほかには見ない風景です

マメホコリ。キノコではなく粘菌

こちらのヒュッテも8人の宿泊だったそうです。同じく清潔な小屋です

稜線上でコメツツジの開花を確認

そしてコメツツジの開花を確認!かわいらしい小さなお花です。

カメラでは小さすぎてピントが合わず、スマホで撮影しました。

次はコメツツジの紅葉を見てみたいです。

赤くなる見ごろは3,4日と大変短いのだそうです。(小屋の管理人さん談)

#コメツツジ #アオテンナンショウ

aimiさん(@aimimini09300)がシェアした投稿 –

おかめ岩避難小屋→渡渉点→八丁ヒュッテ→光石

避難小屋に戻ると、9時半。もう皆さん出発された後でもぬけの殻でしたw

少し寂しいですが、お昼をバーナーでチャチャっと作ります。

簡単なものですので写真はありません。

 

ここで、ファミリーが登ってきました。朝イチに出られたのでしょう。時計を見ると11時になろうとしています。

日帰りでもフルに8時間ですから侮れません、三嶺。

 

さて名残惜しいですが下山です。

気温も上がってきましたが、下りはほぼ樹林帯なので、直射日光は避けられそうです。

おかめ岩直下の水場。結構な水量出てます

顔を洗いたいと思います×3回くらい

許可をいただきとらせてもらいました。柴犬の女の子。

八丁ヒュッテの中を見学

とてもきれいです。緊急時には使えますね。崩落・増水も多そうなので

山アジサイ

ウツギ

ところどころ踏みあとが薄いところもありましたが、テープが至る所に貼ってあり、迷うことはありませんでした。

ただ、ひらけている場所は非常に迷いやすいです。時々GPS(スマホ)で確認しながら進みました。

渡渉は相変わらず注意が必要ですね。

下りだと疲れも出てくるので横着してしまう場合があります。

こういう時こそ、慎重に歩きましょう!

このルートは急&渡渉があるのでストックがあると歩きやすいですよ。

あれよあれよという間に日帰りの方に2人抜かれましたw驚きです。

帰りもフルで3時間ちょっとかかりました!おつかれさまでした!

まとめ:6月の三嶺は新緑の西熊渓谷とコメツツジの花を満喫できる!

いかがでしたでしょうか?

高知県側・光石からのルートは徳島県側よりも長いけれど、

  • 落石・倒木が多い
  • 増水の危険がある
  • 沢づたいなので、夏には虫が湧きがち

夏になる前に登るのはきちんとした理由があってのことでした。

徳島県側よりもアドベンチャー要素も多くて高知県民には人気のあるルート。

あなたも一度歩いてみませんか?今回のYAMAPの記録はこちら

高知県香美市のイメージキャラクター。香美市は「アンパンマンミュージアム」のあるやなせたかしさんのご出身の地です。

 

以上、「新緑の西熊渓谷とコメツツジの花!三嶺を満喫【高知県香美市/徳島県東祖谷村】」の記事をお送りしました。

 

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