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可愛らしくないよ。雨飾ラーメンを目当てに登る、雨飾山【新潟/長野県】

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こんにちは!アウトドアライターのaimiです。

先日、高知からはるばる新潟県に旅行に行ってきました。

土砂降りの金曜日から一転&快晴になった週末。

新潟県と長野県の県境にあります「雨飾山(あまかざりやま)」に登山してきました。

主な登山ルートは2種類

  1. 小谷温泉側→長野側から。山頂までコースタイム4時間。
  2. 雨飾温泉側(梶山新湯とも言う)→新潟側から。山頂までコースタイム4時間。

 

1のほうが圧倒的に人気ルートで、紅葉の時期には駐車場に150台の車が押し寄せるのだとか・・・・。

私たちは今回、新潟に滞在していたのもあり、2の雨飾温泉からの登山になりました。

1.小谷温泉側(長野側)

長野側からのルートがなぜ人気なのかというと、ずばり、「景色の変化に富んでいる」&「整備されているから」です。

標高差は新潟側より少しないくらいですが、写真を見ると、ときどき木道があったりとやさしい雰囲気。

荒菅沢というポイントから見上げる、布団菱(岩壁名)はすごく迫力がありそうです。

長野側からの登山道と合流後、このようなカウント看板が。4,400mを11分割で表現。

 

下山後の温泉で小谷から縦走してきた女性に話を聞きましたが、「きわめて平和なトレイルだった」とのこと。

うらやましい!!前日の雨で増水が心配でしたが、沢の渡渉も問題なかったとおっしゃられていました。

2.雨飾温泉側(新潟側)

いっぽう雨飾温泉側は、日本海を眼下にひたすら急な登りが続きます。

ガレた場所もあり、落石に注意が必要。

はしごも短いのを含めると5~6本ありました。

ロープやはしごの場所は、1人ずつ通過しましょう。

景色は長野側からの合流地点までは日本海側しか開けていません。

したがって、海側の鋸山や駒ケ岳の雄姿を見ながらの登山になり、変化に富んだ長野側の景色と比べると少しストイックな感じがしますね。(わき目も振らず直登)

わたしは歩いても歩いても変化しない景色に少々嫌気が差しましたw

高度は上がってるんですが・・・・。

いよいよ登山開始!雨飾温泉でお手洗いを済ませましょう

「雨飾温泉」は「日本秘湯を守る会」にも加入されている一軒宿。

とっても雰囲気がいいです。ガラガラと扉を開けてみると、まさに、「秘湯」。

古いけれど掃除が行き届いているのか、お手洗い、館内ともに清潔です。

お手洗いは有料で、入り口に100円/回入れる箱があります。

登山道往復9時間の間、一箇所もないので必ず済ませましょう!

玄関には受付がありますが、無人でもお手洗いは借りれます。受付前のビンにお金を入れましょう。

 

館内には1882年(明治15年)の温泉の効能書きが掲示されている。

右下に登山届けのポストがあります。

登山口~難所のぞき

登山口は温泉の左側を進むと見えてきます。

日帰り・片道4時間のプレッシャーがのしかかってくる看板を見つけました!

でもこういうのってはっきり書いてくれるほうがいいです。

前日の雨がしずくアートになっています。

ぶなの木の根はくだりのときにすべりまくり。てこずる場所です。そして急。

まだ元気があるのでいいのですが、特に下山時この看板のある「難所のぞき」は左側がきれ落ちているので近づかないようにしましょう。

それにしても早朝から人がどんどん登ってきます。さすが百名山!!計3組くらいに抜かされましたw時間はまだまだありますのでぼちぼち登ります。

車で登ってきた道が見えます。朝日が差し込んできました。こちらのルートはおおむね日陰で涼しいです。

難所のぞき~笹平

ここからはガレた岩場や沼地を通り、一気に高度を上げていきます。

とくにガレている場所は落石に注意しましょう。

後続の登山者に当たる可能性があります。

沼地は靴がどろどろになる可能性があるので、雨の日はゲイターが必須ですね。

さらにバランスをとるためのストックがあるといいでしょう。

雨の日のこの場所の通過は・・・・かなり悲惨になると思われます。

夫はトレランシューズだったのですが、気をつけて通過してもぎりぎり足首が泥にまみれてしまいました。私はぜんぜん大丈夫でしたが・・・・。

「中の池」付近、沼地が散在。要注意!池があり、おたまじゃくしがたくさん泳いでいます。

ゴゼンタチバナ

長野側登山道と合流地点。すれ違い・写真撮影で30分では行かなかったです(悲)

ゴゼンタチバナの実

笹平~雨飾山山頂

笹平からはお花畑の中を歩きます。こういう景色を待っていたんです!!!!

鼻歌を歌いたくなるようなゆるい傾斜。いきなりるんるんハイキングになりました。

トリカブト

ハクサンフウロ

リンドウ

ロープの中には入らないようにしましょう。

ミヤマシシウド

平和すぎるお花畑。足元に多少のぬかるみスポットあり。

 

平和なハイキングからの急なガレ場の登りを経て(これが地味につらかった)、やっと山頂に到着!

めっちゃ快晴!!!!こんなに晴れている日は貴重なのでは??というくらい。

朝は寒いくらいでしたが、小さな虫がたくさん出るほどに気温も上がってきて、ぽかぽか。

汗もすっと引くほどさわやかな風も吹いていて、9月の登山がベストシーズンであることを体で実感しました。

私の住む四国の山は9月はまだまだ暑いです。

1ヶ月ほど季節を先取りしてしまいました☆

aimi
そして快適すぎて1時間弱も長居してしまいました・・・・。

 

虫除けにはハッカ油がオススメ。ここで本領発揮していただきました。ご飯中にこられるのが一番最悪。皆さん難儀していたようです。

小さな虫、すごい数でした・・・・

私の指差す先には70キロ先の槍ヶ岳が見えますよ!!小さな虫が写っちゃってますw

双耳峰(そうじほう)といわれ、2つのピークがあります。山頂はあまり広くないので休憩は2つに分散してとります。こちらは北峰。

山頂から北峰(祠のあるほう)を望みます。

人の顔に見えませんか?この登山道は女神の横顔写真と呼ばれて おります。確かに見える!

そして下山

とにもかくにも、雨飾温泉からのピストンの核心部は「下り」にあります。

捻挫、滑落、落石に注意して歩きましょう。

夫は下山者に道を譲った直後、小さな石を落石させてしまい、間一髪でした。

落石を起こした際は大きな声で「ラーク」と叫びましょう。

声をかけないと、下にいる相手が気づかないであたってしまう可能性が高くなります。

ロープやはしごの下りも長い場所は前後の人がいないかしっかりと確認して降り始めましょう。

一番ベストなのは、前後間を空けて歩くことですが、紅葉シーズンともなれば人が押し寄せてくるでしょうから、ルールが守れない場合も出てくると思います。

そういう場合、自分がどう行動すればいいのか、状況に応じて冷静に判断しましょう。

そのためには時間の余裕、精神的な余裕も必要になりますので、登山の基本、「早出早着」を心がけたいものです。

下山後のお楽しみ、秘湯・雨飾温泉の「雨飾ラーメン」

激下りにひざが笑い始めたころ、雨飾温泉の赤い屋根が見えてほっとしました。

「雨飾ラーメンが見えてきた!!」

汗もかきましたし、しっかり塩分補給!!ということでゆっくり温泉に入ってこの山行きの〆、ラーメンを堪能したいと足早に食堂に向かいました。

なぜこのラーメンを知っていたかというと、温泉の入り口に「半殺しラーメン」という看板を見たから。

この山奥の秘湯、一軒宿にぽつんと。名前からしてたぶん辛いのでしょう。

でも朝、お手洗いを借りたときに「雨飾ラーメン」もあることをちゃっかりw知ったので、それを頼みます。

温泉のことはここでは詳しくは書きません。とても風情があっていいお風呂です。ほかのブログのほうが詳しいですのでそちらをご覧ください。

温泉の上がる時間に合わせてゆでてくださっていたのか、待ち時間は「ゼロ」。

ありがたや。さてさてやってきましたよ~。

「雨飾ラーメン」800円。

「THE・らーめん」といったシンプルかつスタンダードなラーメンです。

スープは味噌で、平打ちの麺が多めに入っています。

ナルトも可愛らしい。メンマの歯ごたえも懐かしい。

おなかのすいた登山者にはうってつけ!ぺろりと平らげてしまいました。

油っぽくもなく、味も濃くないので、スープも結構飲んでしまいました!!

新しい雨飾温泉の日帰り名物メニューとして売り出されているようなので、皆さんもぜひ訪ねて堪能してくださいね!おいしかったですよ!

これだけを食べに登ってきてもいいくらい!糸魚川駅からは車で1時間かかりませんし!

まとめ:雨飾山はラーメンもおいしいし日帰り登山ができるすばらしい山。

いかがでしたでしょうか?雨飾山は深田久弥が正妻が病で床に伏している間、シゲ子と不倫をした山として有名なのだそうです。そこでこのようなことを記しています。

「特別高くはないが品のいい形をしたピラミッド ~
つつましやかな、むしろ可愛らしいと言いたいような山」
~深田久弥「日本百名山」より引用

う~ん、わたし個人としては「可愛らしくないよ!!!」「きついよ!!!」といいたいですwあえて新潟側から登りはしましたが、標高差もあり、足元も悪く、結構参りました。

また出直します。

でも山頂は360度開けていて、北アルプスのたくさんの名峰が見れる。

快晴のときに登れたのは運がよかったとしか言いようがありません。とても気持ちがよかったです。今度は長野側の小谷温泉に入ってもいいですね~。

秘湯・雨飾温泉のアクセス

【住所】新潟県糸魚川市大字梶山字広道倉1870

【電話】090-9016-3212

【日帰り温泉】500円。

【日帰り温泉の対応時間】10:00~16:00

※駐車場は山荘のすぐ横にある登山者専用駐車場を利用しました。10台くらい可能。山荘前は宿泊者専用。

※宿泊は山小屋仕様です。混雑の際は相部屋の可能性があるとのことです。

おまけ:とってもお得なキャンピングカー前泊はいかがでしょうか?(東京出発限定)

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以上、「可愛らしくないよ。雨飾ラーメンを目当てに登る、雨飾山」の記事をお送りしました。

今回のヤマップの記録はこちら↓

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