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快適避難小屋に泊まるという選択。「堂ヶ森」&「二ノ森」(愛媛県西条市・久万高原町)

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暑くなる前に&虫が多くなる前に山篭りしたかった・・・

こんにちは!aimiです。高知県の夏は本番になってきました。そんな中、梅雨入りした中でも晴天を狙って、宿泊装備を持って「堂ヶ森」&「二ノ森」に登ってきました。

泊まることにした場所は「堂ヶ森」の麓の「愛大(愛媛大学)堂ヶ森避難小屋」です。両方とも地味な山域だとは思うのですが静かに山が楽しめそうだということで決定しました。

堂ヶ森(どうがもり)は

愛媛県西条市と久万高原町にまたがる、標高1689mの石鎚山系の西端の山である。

山頂にはマイクロウェーブの反射板が設置されていてどこからでも山頂が認識でき、

山頂部はササで覆われ広大な平原のようであり、石鎚山が遠くに望め360度の展望が楽しめる。

二ノ森(にのもり)は、石鎚山の南西側に位置し四国山地西部の石鎚山脈に属する山である。

愛媛県第二の高峰で山名もこれに由来し、

四国でも剣山地の次郎笈(1,930m)に次いで4位、西日本でも同じく次郎笈に次いで5位となる。~wikipediaより引用

コースは?

1日目:梅ヶ市登山口→堂ヶ森→小屋に荷物を置く→二ノ森→愛大堂ヶ森避難小屋泊(行動時間約7時間)

2日目:愛大堂ヶ森避難小屋→梅ヶ市登山口(行動時間約3時間)

という行程で計画しました。これを日帰りで行うと単純計算往復10時間以上かかるので登山口に車中泊し、朝一に出るのが現実的と思います。小屋泊はゆとりが持てるというメリットがあります。

避難小屋泊でネックなのは「水場」の有無。

ひとつネックだったのは行こうとしていた時期が6月中旬、梅雨にもかかわらずほとんど雨が降っていないことから「水場」が枯れているのではないかというという懸念点。

山で一泊するというと3大重量を占めるのが「水」・「シュラフ」・「食料」になってくるのですが「水」が削れるととても軽くなります。

しかし、行動中に飲む水2リットルは必ず持っていかないとならないので更なる2リットルがあると無いとは大違い。1週間前の「YAMAP」の記録では水が出ていたということで私はここを頼りにして持っていきませんでした。

後に大後悔を生むことになろうとは思っても見ませんでした・・・

やっぱりこの山域は人が少ない!正解!

登山口には2台の車が停車中。1組の方とはお話させていただきました。堂ヶ森までの日帰りだそうです。スタートしてみると、はじめの20分を除き、ほとんど急登です!久しぶりの重装備にひいひい言いながら登ります。

簡易お手洗いも設置されており10台弱はとめられそうです。

人がいないため、休憩もし放題です。稜線出るまでに5回くらいザック下ろして休みましたwこれが人が多く手前にペースの遅い人がいると大迷惑ですので・・・助かりました。狙い通りでした。

しばらくすると面河ダムが見えてきます。登山口に来る途中に「ひめしゃら休憩所」という場所でトイレ休憩に立ち寄ったので親近感が沸きます。

面河ダム。稜線から見ると小さい!

この後まったく日陰がなさそうなので、ひと休憩入れることにします。そうすると、先に出たはずの駐車場で出会ったお二人が後からいらっしゃいました。「??」と思いたずねてみると、途中からそれて「面河ダム展望ルート」からやってきたとのこと。そんなルートがあるとは・・・。

絶景が広がる稜線歩き

日陰なくなったのは悲しいけれど、一気に高度を上げ、絶景が広がります。堂ヶ森はもう目の前です。反射板のあるところが山頂です。

 360度広がる絶景に目を奪われます。到着です!ここまで荷物を持ってあがれば、後は重装備で下って小屋に行くだけ。その後は空身で行動できるので楽になれます。

山頂でのんびりした後、小屋に行ってお昼休憩とします

とってもきれいな立派な小屋です!3人くらい広々泊まれるでしょうか?後にシュラフを広げて見ましたがかなり余裕でした!日当たりもよく、木の香りが心地よかったです。

お昼を取っているとガスってきて急に涼しい風が吹き始めました。これから二ノ森までのまだ400メートル弱の登りを予定していたのでかなりの朗報!

お昼もそこそこにして、荷物を置いて意気揚々と二ノ森に向かいます。

「アカモノ」の花も咲いています。

名前は赤い実から「アカモモ(赤桃)」と呼ばれ、これが訛って付けられたといわれる。~wikipediaより

アカモノ。薄いピンク色がかわいらしい小さなお花です。

ガスが沸いてきて山頂からの視界は無かったけれど、気温も下がり気持ちよい稜線歩きでした。

小屋に戻って食事作り!

実は、小屋でお昼をとっていた際、ご一緒したお2人に、「よかったら」とボッカ訓練のお水を2リットルいただいちゃいました。助かりました~。水場は枯れていたので、この時期は頼りにしちゃだめですね、反省。

ラーメンに冷凍してきた生野菜を少し入れて、簡単な食事としました。これ以上暑くなると食材も痛む可能性が高いので要注意です

この小屋はテラスもあって外で食事できます。この時期はもうそこまで冷えませんので夕日を見ながらご飯。気持ちいいですよ。この日はまったくガスで見れませんでしたが・・・。寒い時期は小屋利用もいいですね。風除けてのご飯に重宝します。この際は火の取り扱いに注意しましょう。

泊まる楽しみ=星空観察&サンライズ鑑賞etc.

小屋は貸切だったのでまったりとビール&読書を楽しみました。小屋にはノートが置いてあり、愛媛大学山岳会OBの皆さんの笹刈の模様など、うかがい知ることができました。笹刈されていない登山道を想像するだけでぞっとします。スムーズに歩けているのもこういう方々のおかげなんですね。

一度眠すぎたので寝てしまっていて、気が付いたら夜12時。外に出てみるとまっしろのガスの世界でしたので、星空は見れず。また寝ます。次に起きたのが朝の4時。あたりは明るくなり始めていました。

太陽の下のごつごつしている山が石鎚山です。

 

素敵な月明かりが小屋を照らしていました。ガスっていたのですがまたそれも幻想的で、見えたり隠れたりしていました。その後石鎚山方向に太陽が出てくるのが見れました。

朝ごはんをとる前に、堂ヶ森をまた往復して見ます。相変わらず、絶景が広がっていました。

小屋泊の下山は、荷物が軽くなったのが手に取るようにわかります。

コーヒーとパンを軽めに取って、いよいよ下山です。ほうきとちりとりで掃除をしてから荷物をまとめて出発。小屋から出る際は利用料500円/泊なので、最後に鉄の箱に入れて下山しましょう。

ザックを背負うとすぐわかるのですが、料理に使った水&飲んだ水と食糧消費分が軽くなって、行きと違ってすんなり持てます。うれしい限り。しかも下りなので、そこまでパワーを必要としません。ただ、怪我の大半は下山時に起こるんで注意は必要ですけど・・・。

さいごに「山に泊まるという選択」の醍醐味は?

①ゆっくりできる

②日没、日の出の瞬間に立ち会える!絶景!

③おいしいビールを飲める(車で来ていたとしても泊まりなのでOK)

あまり時間に終われることなく、比較的長い行程をこなせますし、静かにお酒を飲みながら&歩きながら自分と向き合うこともできます。

今流行の「スピードハイク」も長く歩ける手軽な形態で嫌いではないですが、じっくり腰を下ろして拠点(ベースキャンプ)を作って山に登るのも楽しいです。エベレストでも高度順応といってベースキャンプでおいしいものを食べたり英気を養いますよね、そんな感じです。

山に長い時間どっぷり浸かっていると下界のことなんてちっぽけに感じますしまた明日からがんばろう!そういう気分になります。少なくとも私はそうです。

下界のいろいろに疲れたら、あなたも山に篭ってみませんか?日帰りよりもせわしなくないので、おススメです!

 

今回のYAMAPの記録はこちら

 

四国の笹原はやっかい!スパッツ(ゲイター)必携ですよ

今回、早朝ハイクも行ったので朝づゆがすごかったです。

濡れると寒い時期はやっかいですので、スパッツ(ゲイター)かレインズボンをはくことをおすすめいたします。

靴の中に入ってくると、帰りの靴擦れの心配もありますし何より不快!

朝方の歩行で嫌な気分にならないように、ザックに忍ばせておくことをおすすめします!

 

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